天気(気象)は、日々の生活に欠かせない情報です。朝夕のニュース、昼のワイドショー、夜のドラマや情報番組等のテレビ番組でも天気は必ず提供されています。加えて、新聞、ラジオ、スマホのアプリやネット情報などあらゆる媒体で天気を知ることができます。そこで天気にまつわるちょっと気になることを調べてみました。
天気予報はいつから始まった?
1883年(明治16年)3月1日、日本で最初の天気図が配布されました。作成者はお雇い外国人として来日していたドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピングでした。
天気図は明治時代に作られたのですね
そして、1884年(明治17年)6月1日、日本で初めての一般向け天気予報が発表されました。「気象記念日」はこの日を記念して定められたものです。毎日3回(午前6時、午後2時、午後9時)の全国天気予報がスタートしました。
明治時代に天気予報があったなんてスゴい!!!
※北本朝展@国立情報学研究所(NII)デジタル台風:日本初の天気予報より引用
天気は何が影響している?
天気は、気温、気圧、風、視程、雲量、雨、雪、雷などの大気の状態によって表れます。気象庁では天気を国内用として、15種類(快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、砂じん嵐、地ふぶき、霧、霧雨、雨、みぞれ、雪、あられ、ひょう、雷)に分けています。
※気象庁ホームページより引用
天気図の見方
天気図は、大きく2つに分けることができます。
- 地上天気図=普段私たちが見ている天気図です。
- 高層天気図=上空の大気の状態を表した天気図になります。
天気図には多くの情報が詰まっています。高気圧や低気圧、前線など、さまざまな用語が出てきます。それぞれどういうものかをまとめました。
用語 | 解説 |
---|---|
高気圧 | 周りと比べて気圧が高い所のことを指します。 相対的に見て高い所ということになるので、◯◯hPa以上は高気圧という決まりはありません。 |
低気圧 | 相対的に見て周りと比べて気圧が低い所のことを言います。 高気圧同様、こちらも◯◯hPa以下になったから低気圧という定義はありません。 |
等圧線 | 天気図にはたくさんの線が引かれていますが、これを「等圧線」といいます。 同じ気圧のところを線で結んでおり、4ヘクトパスカルごとに線は引かれています。 等圧線が混みあっているところほど風が強いことを表しています。 |
前線 | 暖かい空気と冷たい空気の境目を言います。 前線には、温暖前線、寒冷前線、閉塞前線、停滞前線の4種類があります。 |
天気は、高気圧や低気圧の位置、等圧線の間隔、前線の動きなどによってさまざまに変化します。
もっと詳しく天気を勉強してみたい方はこちらをどうぞ!
ウェザーニュース「予報士が分かりやすく教える天気図の見方」はこちら
※ウェザーニュースサイト「予報士が分かりやすく教える天気図の見方」、「1分でわかる天気のコトバ」より引用
気象予報士とは
wikipediaによると「日本の国家資格の一つで、気象事業法第3章の2に基づき、視程試験期間(気象業務法第24条の5、一般財団法人気象業務支援センター)が実施する知識及び技能についての試験(以下、気象予報士試験という)に合格した者(同胞第24条の4)であって、気象庁長官による登録(同胞第24条の20)を受けた者をいう。」と書かれています。
最近では、お天気キャスターとして活躍している気象予報士も出てきてます。
2024年、今後の天気はどうなる??
気象庁によると2024年6〜8月は、以下のように予測されています。
- 暖かい湿った空気に覆われやすいため、向こう3ヶ月の気温は高いでしょう
- 前線や湿った空気の影響を受けやすいため、向こう3ヶ月の降水量は西日本と沖縄・奄美で平年並みか多いでしょう
暑い夏になりますね。アイスをたくさん食べてしまいそう
※気象庁ホームページ防災情報季節予報解説資料より引用
2024年の夏は、今までよりも暑くなりそうですね。また、猛暑日の連続、線状降水帯の発生、台風の大型化といった異常気象も心配です。一部の報道には「ラニーニャ現象が始まるかも…」とも言われており、天気は今後も気になるところです。
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